最近、多くの企業が転勤政策の見直しを迫られています。そこで今回はマンパワーグループ株式会社が社会人1~3年目の男女400名を対象に実施した「企業の新卒採用早期化の実態調査」の中から、企業に応募する際に「給与以外」で重視した点についての結果を見ていきましょう。
「企業に応募する際に、給与以外で重視したことは何でしたか?」という設問に対する回答は以下のようになっています。
52.0% 勤務地 50.0% 待遇・福利厚生 48.5% 会社の業種・業態 43.5% 業務内容・職種 37.5% 会社の知名度・ネームバリュー 33.8% 働き方の柔軟性(在宅勤務・フレックス) 32.3% 会社規模(社員数や業績) 28.8% 企業理念・経営方針・社風 24.5% 残業が少ない 12.3% グローバル企業 11.3% キャリアパス 9.3% 育児等のサポート
このように企業に応募する際、「給与以外」で重視したことのトップは、待遇・福利厚生や業務内容・職種などを抑え、「勤務地」となりました。
最近は「転勤あり」というだけで就職候補から外されてしまうであるとか、転勤を命じたところ退職してしまったなどの話を聞きます。 現実的に、女性の社会進出やワークライフバランスの意識の高まりにより、転勤することが難しい社員が増えています。
今後、採用を考えれば、地域限定社員が原則となり、転勤の際には比較的高額のインセンティブを支給するような例が増加するのではないでしょうか。
参考リンク マンパワーグループ「企業の新卒採用早期化の実態(2023/10/11)」 https://www.manpowergroup.jp/company/press/2023/20231011.html
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