top of page
検索

2023年4月入社の初任給、大卒は前年比+6,026円の218,324円

  • 阪尾コンサルティング事務所
  • 2023年7月21日
  • 読了時間: 1分

 今春はベアの影響もあり、多くの企業で初任給の引き上げが行われました。その最新状況を産労総合研究所の「2023年度 決定初任給調査」から見てみましょう。なお、この調査は同社の会員企業および上場企業から一定の方法で抽出した3,000社を対象に、2023年4〜5月に実施されたもので、今回はそのうち回答のあった360社について集計した結果。

(1)初任給の引上げ状況  2023年4月入社者の初任給を「引き上げた」企業は68.1%(前回2022年度調査41.0%)。1998年度以降で最多となっている。

(2)初任給額の水準  2023年度の学歴別の初任給額は以下のとおり。 大学院卒博士 246,052円(+8,837円) 大学院卒修士 238,203円(+7,273円) 大学卒(一律) 218,324円(+6,026円) 短大卒事務 193,274円(+5,390円) 高専卒技術 200,953円(+6,949円) 高校卒(一律) 179,680円(+4,906円) 専修・専門技術学校卒2年修了 195,038円(+5,419円) 専修・専門技術学校卒3年修了 197,500円(+6,893円)


 採用難は継続しており、来春も多くの企業で初任給の引き上げが見込まれます。世間相場を意識しながら、自社の賃金カーブの見直し等を議論していきましょう。

参考リンク 産労総合研究所「2023年度 決定初任給調査(2023/7/4)」 https://www.e-sanro.net/research/research_jinji/chinginseido/shoninkyu/pr2307.html

 
 
 

最新記事

すべて表示
腰痛の労災認定の考え方

従業員が腰痛になり、労働災害(業務上災害)として認定してもらえるのか、相談を受けることがありますが、もともと持病として腰痛があるようなケースもあり、判断が難しいこともあります。これに関して、2025年3月に厚生労働省よりリーフレット「腰痛の労災認定」が公開されましたので、以...

 
 
 
カスタマーハラスメント対策の取組支援

カスタマーハラスメントについては4月に東京都の防止条例が施行され、また国会でも対策措置の義務化を定める法案の議論が行われています。カスタマーハラスメントの問題が大きくなる中、厚生労働省では企業の取組を支援するために企業マニュアルや研修動画等をホームページに公開しました。以下...

 
 
 
年金制度改正法案が国会提出されました

いわゆる年金制度改正法案が、先週の金曜日に国会に提出されました。  公的年金の改正ポイントは、以下になっています。 働き方に中立的で、ライフスタイルの多様化等を踏まえた制度を構築するとともに、高齢期における生活の安定及び所得再分配機能の強化を図るための公的年金制度の見直し...

 
 
 

Comments


株式会社ジー・エフ・イーコンサルティング

阪尾コンサルティング事務所

​埼玉県川口市川口6-8-23-301

048-253-0844

©2022 阪尾コンサルティング事務所

bottom of page